2024.1.20(土)

アロマプログラムー都内団体様ー

今月のアロマプログラムは「ハンドソープ作り(液体泡タイプ)」でした。
ちょっとした体質診断をしていただき、ご自身のタイプに合う精油のブレンドを基本に作っていただきました。レモングラスとゆず、ベンゾインとローレル、マジョラムとベルガモット、ジュニパーとレモンをメインに、ペパーミントやオレンジスイートをプラス。
人気はレモングラスやオレンジスイートなどシトラス調のすっきりした香り。
「レモンとレモングラスは同じではないの?」
「アルカリ性ですか?からだや顔に使えますか?」
「前回作ったシアバターのクリームと同じ香りを無意識に選んでました。好みの香りの系統がわかりました。」などたくさんのお声をいただきました。

講師として登壇する側にとっても学びになる、とても貴重な質問です。また次回もよろしくお願いいたします!

アトリエ・ビス主催「ハーブラボ」ゲストスピーカーにて

『日本の香り文化・香木』についてオンラインでお話しさせていただきました。

(2023.5.27(土))

アロマテラピーを勉強するにあたって、香木やお香といった日本の香り文化も関係します。
改めてこの香り文化を調べ、いくつかまとめてみました。
Ⅰ香木とは
●樹木の宝石と言われる。
●香りがある木が多い中で、香道で用いる木を香木という。
●途絶えつつある最上質の伽羅・沈香・白檀、その他龍脳、桂皮、安息香、丁子、甘松、大ウイキョウなど。
●植物の種類として分けると主に3つ 沈香の仲間/白檀の仲間/黄熟香

Ⅱ奈良と香木「蘭奢待(らんじゃたい)」
●奈良県奈良市にある正倉院に納められいる。正倉院宝物目録には黄熟香と記載されており、蘭奢待と呼ばれるようになるのは室町時代のことで、誰が名付けたかは不明。足利義政説もあり。
●「蘭奢待」の文字に「東・大・寺」の文字が隠されている?
➡後世のこじつけで、蘭奢待の中は東ではない、奢は本来麝香の麝であるとの説もあり。
●蘭奢待を截香(せっこう)したのは3人?
➡①足利義政・・正倉院を開封させ蘭奢待の一部を切り取り持ち帰る
②織田信長・・嫌がる東大寺に圧力をかけ続けて正倉院を開封せしめ、蘭奢待を多聞山城に運ばせ、切り取ってしまう。
③明治天皇・・明治10年宝物を見学したのちに蘭奢待を一部切り取らせた。“古めき静か〟と香りを表現した。
④足利義満・義教・・正倉院を開封して宝物を見学したと言われているが、截香したとはっきり記されている記録がない。
➄徳川家康・・説があるが〝切り取ると不幸がある〟という言い伝えに基づき行わなかった?
このように香木は権力の象徴という側面を持つようになる。

Ⅲ香り遊び
葛飾区南蔵院さんにてお香作りのワークショップがあり、線香作りを体験してきました。
京都から『山田松香木店』の講師の方が教えてくださいました。
図左上:好みの香木を匙で量って入れていく
図右上:水を加え袋の中で練り混ぜる
図右下:めん棒で伸ばす
図左下:定規で細く切る
★静寂な香りと言えばいいのでしょうか、とても落ち着く香りでした。

大まかにまとめましたが、香りと歴史、香りと武将なども調べてみると楽しいですね。
上記で挙げられていた香木は精油があるのがほとんどですので(白檀=サンダルウッド、安息香=ベンゾイン、丁子=クローブ、桂皮=シナモンなど)、アロマテラピーでこれらの精油を使う時にまた違う視点から今後は使えそうです。

参考書籍:
香木のきほん図鑑/ 山田英夫
香木三昧 大自然の叡智にあそぶ/山田眞裕